









今年も7月中旬-下旬に
Humpy Creek 釣行を実施中。Chum Salmon(シロザケ)、Pink Salmon(セッパリマス、カラフトマス)、ドリーバーデンが釣れる。
レポーター:Keisuke アラスカ・キーナイ半島南部のフィッシング・ガイド Silverfin Guide Serviceの釣行記録
まずChumを釣るためのタックル選定から始めた。Silverfinでは、Kingには#8~9をメインに#10までを、Silverには#5~6をメインに#8までを使用する。Garyと私は迷わず#5~6を持っていくことに決めた。
フライ用のタックル
Rod: #5-6, 9ft,medium action
Line: WF-F(5)に脱着式シンクティップ(6in/sec, 3ft)を装着
Leader; 10~16lb.を3~4ft.
次はフライである。
普段川に持って行くフライボックスをバックパックから取り出し、あらためて眺めてみる。Wooly Bugger やEgg sucking Leech、Shrimp、Bucktail系のストリーマーなど、大小様々のサーモン用フライがぎっしり詰まっていたが、Chumを釣ることを意識して巻いたフライはもちろん一本も無かった。出発を翌日に控え、新しいフライを巻く時間は全く無かった。そして「Chumだってサケの1種だ。SilverやPinkやKingを釣るためのフライで釣れないわけがない・・・」と自分に言い聞かせ、またフライボックスをバックパックに詰め込んだ。
GaryがWater Taxiの船長に電話を掛けた。潮の干満の差が6mにも達するKachemak Bayでは、接岸のタイミングがとても重要になる。すなわち、上げ潮の時間帯に向こう岸に着かなければ、船は簡単に座礁してしまうのだ。GaryとキャプテンはTide Bookを見ながら待ち合わせ時刻を朝11時に設定した。
(続く)
この未開拓の川へ行くためにまずしなければならないこと、それはまだお客さんの予約が入っていない日を見つけて休みにすることだった。どんなに沢山問い合わせがあっても、その日は絶対にお客さんを入れない!と堅く決意しなければならない。
カレンダーを見ると7月上旬のある日が一日だけあいていた。すかさずその日をブロックした。ところで、今年はキングもドリーも遡上が2週間遅れだった。Humpy Creekには一体何がいるのだろうか。Kachemak Bayの対岸の小河川にはChumとPinkとDollyとSilverが遡上するらしい、ということだけはFish&Gameのデータを通じて知っている。Chumの遡上は7月上旬に始まる。そしてほんの少し遅れてにPinkが入り始める。2週間遅れということであればまずPinkは期待できない。そしてChumも危ういということになる。2人の会話に不安な空気が流れ始めた。
しばらくの沈黙の後「・・・しかし、Chumだけは他のサケと違うかもしれないゾ!」という何の根拠のない発言が飛び出した。いつもならお互いの意見にケチを付け合う私たちだが、そのときばかりは「そうだよなっ!なんてったってChumは他のサーモンと違うからなっ!そうに違いない!」と、妙に同調し、知らずのうちに気分が再び盛り上がっていた。
Chum Salmon。和名はシロザケ。日本人におなじみの新巻鮭のサケである。しかし、Garyも私も、この魚をほとんど釣ったことがなかった。ホームグラウンドのAnchor River,Deep Creek, Ninilchik RiverにはChumの遡上がないのだ。私は2004年秋にKodiak島でSilverを狙っているときに外道で大きなChumを2匹釣ったが、狙ってこの魚を釣ったことはなかった。だから、どんなフライを使えばいいのか、本で得た知識以上のことは知らなかった。Garyは最初からいくらを使うつもりだったが、はたしていくらで釣れるのかどうかも確信が持てなかった。
とにかく不安材用だらけだったが、準備に取り掛かった。(続く)