6/13/2008
5/07/2008
一番好きな魚は?と聞かれたら・・・
でも、一番私が楽しみにしているのは、ドリーバーデンとの再会だ。海から上がったばかりのドリーは、本当に強烈なファイトをする。しかもサーモンに比べてフライへの反応が抜群に良いのだ。斜め下流にキャストしたラインを、アタリを待ちながら目で追っていくのはなんともいえない楽しさがある。アタリはラインにも出るし、また手元にも「ズシンっ」とはっきり伝わる。あのアタリがたまらなく好きだ。
ドリーバーデンが川に帰ってくるのは7月だ。雪解けとともに、越冬した湖や川から
海から帰ってきたばかりのドリーは、なぜか白~うすピンクのフライによく反応する。ウーリー・バガー(白)やバトルクリーク・スペシャルは、この時期欠かせないフライだ。しかし、ウーリー・バガー系のフライで2-3匹のドリーを相手にすると、かなりぼろぼろになり、最終的には軸のシェニールだけになる。しかもこの状態でも良く釣れるのだ。
そこで考案したのが写真にある「Chenille Bullet #6」だ。最初は軸にシェニールを巻くだけでもいいかと思ったが、それではあまりに殺風景なフライになるので、ライトピンクのエッグヤーンをウィングに取り付けている。
4/19/2008
2008シーズン速報 Anchor Riverのキングサーモン解禁日に水曜日が追加!
Anchor Riverのキングサーモン解禁を5/17に控え、シルバーフィンのスタッフもガイドの準備に追われている。今年は、従来の週末解禁に加え、水曜日も解禁日に加えられることになった。最初の週末解禁は5月17日(土)~5月19日(月)だ。そして週の真ん中の5月21日(水)も解禁される。昨年までは、次の週末まで待たなければならなかったのだ。この週末3日間+水曜日の解禁は、5月21日(水)から6月18日(水)まで実施される。
キングサーモンを釣り上げるためには、①遡上のタイミングを知ること②レギュレーションを理解すること③その川のポイントを知ること④信頼できるタックルを使用することが不可欠だ。
①遡上のタイミングは、シーズン以外に、一日のうちどの時間帯に魚が海から入って来るのか、またアクティブになるのか、ということを知る必要がある。
③この地域の川に何年も通っているGaryも、シーズン前には必ずポイントを入念にチェックする。実際に川に足を運び、魚の着き場、根などを入念にチェックしている。
④私たちの信頼している組み合わせは、#8-9、9-10の9フィートのシングル・ハンドのフライ・ロッドとAmerican Classicのディスク・ブレーキ式フライ・リール。
昨年最大のキングサーモンは、ニニルチック川の45ポンド。毎回そんな大物が釣れるとは限らないが、この小さな川のどこかに、人の目に触れることのない大物が潜んでいるのだ。十分に準備を整えて実釣に臨むことはもちろんだが、日本ではどうしてもつかむことのできない情報もある。1日だけでもガイドと川に行けば実に多くのことがわかり、その後ガイドなしで釣りに行ったときキングに出会える確率も高くなるに違いない。
参考ページ:
Fish & Game 2008 SPORT FISHING REGULATIONS SOUTHCENTRAL ALASKA
シルバーフィン・フィッシング・カレンダー’08
シルバーフィン・ガイド料金と日本からの予約方法’08
11/04/2007
まだ見ぬ川 Humpy Creek ⑥
地図に載っていないトレイル。そこらじゅうに黒熊の糞があった。しかもまだ新しい。いったい誰がこのトレイルを、どれくらいの頻度で使っているのか・・・。きっとキャビンの所有者が時々手入れをしているのだろう。地図に載ってないにしてはよく踏まれていた。
トレイルは川から離れたり近づいたりしながら、スプルースとコットンウッドの原生林の中へと続いていた。川が見えるところでは必ず魚影が確認できた。だが、どの場所も水深が浅すぎて、鮭たちは私たちの気配を察するとものすごい勢いで逃げていった。この川は、東京の多摩川水系でいえば大丹波川くらいの規模しかないのだ。透明度がとても高く、両岸はブッシュで覆われている。魚は沢山いるが、釣りに適する場所を見つけるのは簡単ではなさそうだった。
ポイントを探して私たちは上流へと歩き続けた。そして、ついにトレイルが消え、川幅が一気に広がる場所へたどり着いた。全長100mほどの大きなトロ場が目の前に広がっていた。そこには今まで見たこともない数の鮭がひしめいていた。アラスカに通いだして何年にもなるが、こんな興奮を覚えたのは久しぶりだった。スプルースの原生林と手付かずの川、そしてそこに毎年押し寄せる鮭の群れ・・・幼いころから憧れていた風景がそこに広がっていた。
1歳半の息子はその鮭の群れを見て、覚えたての単語「fish」を連発しだした。かつて、家庭を持つこととアラスカに通うことは2者択一であり、どちらかを諦めなければならないと思っていた。それが、ある本との出合いから全く考え方が変わったのだった。その本の名前は「The Purpose Driven Life」(Rick Warren著)。2004年に結婚前の私たち夫婦がGaryの家に滞在した際、「これからのお前たちに必要になるから・・・」と手渡された本だった。そのときは、この本がNYタイムズのランキングで74週連続1位を記録した空前のベストセラーであることも知らなかった。
私にとって一番大切な人たちとこの風景と感動を共有できたことに感謝しながら、ロッドケースから#5/9ft.のフライロッドを出し、エッグサッキング・リーチをリーダーに結んだ。このフライはアラスカでは定番中の定番だ。背後がブッシュなので、ロールキャストで少しずつラインを送り出し、対岸スレスレまでフライがとどいたところで流れにラインをゆだね、フライをスィングさせた。タナが浅すぎたのか、一投目
はアタリがなかった。次はもう少し上流に投げてフライを沈ませ、ナチュラルドリフトで深いタナを流してみた。そして、オレンジのラインの先がかすかに上流に引かれた。左手でグイッとラインを引いて合わせると、ズシッという確かな手ごたえが伝わってきた。すかさずおなかにファイティング・バットをあててロッドを立てた。#5ロッドは満月に曲がり、魚が尾びれを振るごとにリールからラインが力強く引き出されていった。
(続く)
ポイントを探して私たちは上流へと歩き続けた。そして、ついにトレイルが消え、川幅が一気に広がる場所へたどり着いた。全長100mほどの大きなトロ場が目の前に広がっていた。そこには今まで見たこともない数の鮭がひしめいていた。アラスカに通いだして何年にもなるが、こんな興奮を覚えたのは久しぶりだった。スプルースの原生林と手付かずの川、そしてそこに毎年押し寄せる鮭の群れ・・・幼いころから憧れていた風景がそこに広がっていた。
1歳半の息子はその鮭の群れを見て、覚えたての単語「fish」を連発しだした。かつて、家庭を持つこととアラスカに通うことは2者択一であり、どちらかを諦めなければならないと思っていた。それが、ある本との出合いから全く考え方が変わったのだった。その本の名前は「The Purpose Driven Life」(Rick Warren著)。2004年に結婚前の私たち夫婦がGaryの家に滞在した際、「これからのお前たちに必要になるから・・・」と手渡された本だった。そのときは、この本がNYタイムズのランキングで74週連続1位を記録した空前のベストセラーであることも知らなかった。
私にとって一番大切な人たちとこの風景と感動を共有できたことに感謝しながら、ロッドケースから#5/9ft.のフライロッドを出し、エッグサッキング・リーチをリーダーに結んだ。このフライはアラスカでは定番中の定番だ。背後がブッシュなので、ロールキャストで少しずつラインを送り出し、対岸スレスレまでフライがとどいたところで流れにラインをゆだね、フライをスィングさせた。タナが浅すぎたのか、一投目
(続く)
10/30/2007
まだ見ぬ川 Humpy Creek ⑤
~トレイルヘッド(登山口)はどこ?~
Humpy Creekの河口付近は、いくつかのトレイル(登山道)が交差する場所だ。カチェマック・ベイ州立公園には、Humpy Creekと名のつくトレイルが2つある。ひとつはHumpy Cr. South、もうひとつはHumpy Cr. Northだ。このどちらも、Humpy Creek沿いを走っているわけではなく、この川の北側と南側に位置する、というただそれだけなのだ。一部川に沿って歩くことのできる部分もあるが、どちらもすぐ川から離れてしまう。
地形図をよく見ると、Humpy Creekの右岸、河口から1.5マイルほど行った場所にキャビンがある。だが
、そのキャビンへと通じるトレイルの記載はない。なんだか日本の岩魚釣りの気分になってきた。地形図を見て、記載のない仙道を探すのだ。最初は右岸をうろうろして、トレイルヘッドらしき場所を手当たり次第にチェックしたが、どれも100mほど進むとスプルースの密林となり、進めなくなった。1時間ほど道を見つけようとがんばってみたが見つからない。あきらめてとりあえずHumpy Creek Trail Southに入り、この道が川から離れる所まで行ってみることにした。
海岸からコットンウッドとスプルースの森へと風景は変わり、熊の気配がしだした。みんなで大声を出し、
歌を歌った。
ところで、カチェマック・ベイ州立公園には黒熊しかおらず、ヒグマは生息していない。しかし、聞くところによれば、アラスカやカナダでは、ヒグマより黒熊に襲われる事故の方が多いとのことである。20代前半にカナダとアラスカをバックパッキングで回ったが、その旅の先々で耳にしたのは、やはり黒熊の事故だった。
河口から15分ほど歩くと木の橋が川に架かっていた。橋に上がり、水の中を覗くと私は思わず声を上げた。「Chumだ!1匹や2匹じゃない、たくさんいるっ!」それまでの疲れと熊への恐怖はそこで一気に吹き飛んだ。
橋を渡り終えてすぐ、上流へと続く細いトレイルが本線から出ている場所に来た。この細いトレイルは地形図にもガイドブックにも乗っていない。「これだな。きっとBlack Bearが沢山いるぞ・・・」Garyがトレイルに残された新鮮な黒熊の糞を指差しながら言った。私は腰に付けたペッパースプレーの安全装置に手をかけた。
(続く)
地形図をよく見ると、Humpy Creekの右岸、河口から1.5マイルほど行った場所にキャビンがある。だが
海岸からコットンウッドとスプルースの森へと風景は変わり、熊の気配がしだした。みんなで大声を出し、
ところで、カチェマック・ベイ州立公園には黒熊しかおらず、ヒグマは生息していない。しかし、聞くところによれば、アラスカやカナダでは、ヒグマより黒熊に襲われる事故の方が多いとのことである。20代前半にカナダとアラスカをバックパッキングで回ったが、その旅の先々で耳にしたのは、やはり黒熊の事故だった。
橋を渡り終えてすぐ、上流へと続く細いトレイルが本線から出ている場所に来た。この細いトレイルは地形図にもガイドブックにも乗っていない。「これだな。きっとBlack Bearが沢山いるぞ・・・」Garyがトレイルに残された新鮮な黒熊の糞を指差しながら言った。私は腰に付けたペッパースプレーの安全装置に手をかけた。
(続く)
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